〜 精油とは 〜
精油(エッセンシャルオイル)は、芳香植物(ハーブ)がもつ有効成分が濃縮されて作られる、純度の高い物質です。水には溶けず、アルコールやオイル類などに溶けます。揮発性がとても高く、さまざまな特性をもつ複雑な化学物質を豊富に含んでいるのが特長です。精油には芳香と薬効があり、フレグランスやフレーバー、医薬、農薬など幅広く使われます。また、芳香は人の鼻(嗅覚)を通じて脳に働きかけ、心身の不調和を癒します。
植物の中でハーブ(芳香植物)と呼ばれる約3,500種類の中で、精油の取れる植物は約200種類。精油は植物の中の細胞組織内の小さな袋(油ほう中)にしずくの形で存在し、花やつぼみ、枝葉、樹皮や樹脂、根など、あらゆる部位から抽出されます。
精油は、それぞれの植物の香りの本質ともいえるもの。古代エジプトやギリシャなど、昔から植物の芳香部分を医療や化粧などに利用してきました。やがて、13世紀頃に正式な蒸留法が成立して蒸留水が使用され、16世紀頃には精油を抽出する技術が確立しました。
植物から抽出される精油の量はとても少なく、そのため、大変価値のある高価なものとして扱われます。例えば1tのラベンダーからは約3gしか精油が取れませんし、ローズの精油は1滴を取るのに、約50本のバラの花びらが必要とされます。
精油は濃縮された香料原料といわれるものですから、必ず希釈して(薄めて)使いましょう。希釈度は1%以下が理想的。低い濃度のほうが、高濃度より効果的な場合もあります。ひとつの精油だけでもいろいろな香かが期待できますが、数種類をブレンドすれば、さらに相乗効果がアップします。